研究課題/領域番号 |
17K09463
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
谷内 恵介 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 准教授 (50626869)
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研究分担者 |
八幡 俊男 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 助教 (40380323)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 膵癌 / 核酸製剤 / siRNAデリバリーシステム / RNA干渉 / デリバリーシステム / 浸潤転移 / 膵臓学 / 膵臓癌 / 浸潤・転移 |
研究成果の概要 |
IGF2BP3と結合するmRNAは細胞浸潤に必須部位である葉状仮足に集積して、癌細胞の浸潤・転移に関わっている。これらのmRNAを標的としたsiRNAは、膵癌細胞の浸潤・遠隔転移を防ぐことが可能である。本研究では、IGF2BP3と結合するmRNAを標的とした核酸化合物を合成し、膵癌の浸潤と転移を抑制することを示す実験結果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
予後不良である膵癌に対する手術以外の治療法は、最近エルロチニブや多剤併用抗癌剤療法が認可されたが、重篤な副作用が高頻度に出現し、理想的な治療法からは程遠い状況である。また、膵癌は早期から浸潤・転移する傾向が強いが、浸潤・転移の詳細な機序が解明されていないため、浸潤・転移を抑制する新規治療法の開発が困難な状況である。 膵癌細胞浸潤・転移阻害作用の強い核酸製剤の開発を目的とする本研究の成果は、膵癌の浸潤・転移の抑制を目的としたRNA干渉剤の開発に結びつく可能性がある。 学術的にも膵癌の浸潤転移機構の解明やsiRNAのデリバリーシステムの分野で貢献することができている。
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