研究課題/領域番号 |
17K09485
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
小池 朗 筑波大学, 医学医療系, 教授 (60234655)
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研究分担者 |
佐藤 明 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (30528469)
青沼 和隆 筑波大学, 医学医療系, 教授 (10375488)
河本 浩明 筑波大学, システム情報系, 准教授 (00400713)
呉 龍梅 筑波大学, 附属病院, 病院講師 (60793528)
渡邉 大貴 筑波大学, 医学医療系, 研究員 (00779572)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 慢性心不全 / 心臓リハビリテーション / ロボットスーツ |
研究成果の概要 |
健常者を対象として、腰用HALを使用した状態とHALを使用しない状態でスクワット運動を施行し、腰用HALが呼吸循環系に与える影響を検討した。HALなし運動に比してHALあり運動では、スクワット運動中の酸素摂取量が有意に低値を示し、腰用HALによる負荷軽減効果が示された。 慢性心不全患者を対象として、腰用HALを用いた立ち座り運動療法群と、HALを用いない立ち座り運動療法群の2群にランダムに分け、運動療法介入前後における身体機能を比較した。HALあり群でのみ、膝伸展筋力の有意な改善が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本邦では心移植に至る症例が極めて少ないことから、医療経済面からも、慢性心不全患者に対する運動療法が注目されている。本研究により、慢性心不全患者の運動療法に腰用HALを用いることで下肢筋力の改善が得られることが示された。近年フレイル(筋力低下)を合併した心不全患者が増加しており、フレイルは予後不良と関連づけられている。フレイルを合併した心不全症例に対する運動療法の介入の重要性は今後増すことが確実視されており、腰用HALの活用が大いに期待される。
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