研究課題/領域番号 |
17K09521
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
坂倉 建一 自治医科大学, 医学部, 准教授 (20773310)
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研究分担者 |
百村 伸一 自治医科大学, 医学部, 教授 (10190985)
藤田 英雄 自治医科大学, 医学部, 教授 (70327336)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 虚血性心疾患 / 経皮的冠動脈形成術 / 回転性アテレクトミー / 冠動脈石灰化 / ロータブレーター / 冠動脈高度石灰化 |
研究成果の概要 |
回転性アテレクトミーにおける安全性を高め、合併症を予防するためにHalfway rotational atherecotmyという方法を考案して、この方法で回転性アテレクトミーを施行した患者群と通常の方法で施行した患者群の合併症頻度を比較検討した。結果として、Halfway rotational atherectomy群では重大合併症はゼロであり、本方法の有用性を示した。回転性アテレクトミー中の過度の回転数低下の規定因子を検討し、右冠動脈入口部病変が有力な規定因子であると示した。回転性アテレクトミーで最初に用いるバーサイズについても検証し、1.5mmと1.25mmでは差がないことを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢人口の増加に伴い、冠動脈高度石灰化病変はしばしばみられる。一方で、そのカテーテル治療は石灰化が少ない冠動脈病変に比べて難しいことが知られていて、回転性アテレクトミーという高度技術を要するデバイスを必要とすることが多い。回転性アテレクトミーデバイスは高度石灰化病変に対してもダイヤモンドコーティングされたバーで削ることによって良好な成績を上げる一方で、様々な合併症を引き起こすことがしられている。我々の研究成果は回転性アテレクトミーにおける合併症が生じやすい状況を知って、その対処法を明らかにすることであり、これら成果は冠動脈高度石灰化病変への治療をより安全で質の高いものにすることにつながる。
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