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組織化学的視点からみた左室流出路狭窄を伴う大動脈弁狭窄に対するモロー手術の有用性

研究課題

研究課題/領域番号 17K09528
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 循環器内科学
研究機関順天堂大学

研究代表者

桑木 賢次  順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (90398313)

研究分担者 松下 訓  順天堂大学, 医学部, 准教授 (20407315)
山本 平  順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (70301504)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワード心室中隔肥厚 / 線維化 / 中隔切除 / 大動脈弁狭窄 / 左室流出路狭窄切除 / 心機能 / 線維化組織 / 左室流出路切除 / 心筋収縮力 / 左室肥大
研究成果の概要

心筋症や大動脈弁疾患などに心室中隔の肥厚が合併し、流出路狭窄が高度の場合には切除の適応となる。切除後の心機能が予想以上に大きく改善することもありその機序を解明した。大動脈弁疾患に伴い、中隔切除併施群と非併施群を比較したところ、中隔切除群は有意に高齢かつ女性が多く、また高血圧の合併や術前左室機能が高い症例が多いことから、心筋への圧ストレスに加えて性差が関与している可能性が示唆された。組織学的解析では高度の線維化肥厚が見られた。さらに心臓超音波検査で術前後の心機能を比較したところ、切除群で中隔基部の局所の動きが改善しており、線維化した組織の切除による心機能改善効果が得られることが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

大動脈弁疾患は高齢化や動脈硬化性疾患の増加に伴い増加の一途である。これまで大動脈弁疾患に合併する左室流出路狭窄は、左室内圧較差が高度な場合にのみ切除の適応とされていた。今回の我々の研究では、肥厚した組織には高度の線維化組織がほぼ全例で認められており、この高架下組織が心機能障害につながっている可能性が示唆された。これを切除することによって組織の収縮性が回復することから、心筋切除の新たな治療適応の一指針となる可能性が示唆されるとともに、心不全への進展予防にもつながることが期待された。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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