研究課題/領域番号 |
17K09595
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
李 ヨキン 日本大学, 医学部, 准教授 (30599048)
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研究分担者 |
高山 忠輝 日本大学, 医学部, 教授 (10366601)
羽尾 裕之 日本大学, 医学部, 教授 (40393243)
松本 太郎 日本大学, 医学部, 教授 (50366580)
平山 篤志 日本大学, 医学部, 教授 (50459880)
春田 裕典 日本大学, 医学部, 助教 (90754002)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 分子血管学 / 大動物モデル / 大動物実験 / 動脈硬化 / ステント / 合併症 / ステント留置後合併症 |
研究成果の概要 |
狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患患者カテーテル治療後、ステント留置部位の血管反応とステント内新規動脈硬化などの合併症を観察するため、ヒト冠動脈粥種と高い類似性を持つLDLコレステロール受容体欠損(LDLR-/-)ミニブタ動脈硬化を用いて、粥腫病変部位に異なる種類のステントを 留置し、血管反応と合併症を比較検討した。ステント留置3か月後から新生内膜の中に炎症性細胞浸潤、フィブリン蓄積、泡沫状マクロファージなどが観察された。留置12か月後留置部位に平滑筋細胞が主成分とした新生内膜が形成され、またその内側に脂質プラーク、マクロファージ浸潤、壊死領域、石灰化などの新規アテローム性動脈硬化を認めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ステント留置後の慢性期合併症が現在の解決問題となっているが、臨床で実際に使用する前に認識されなかった。また異なるステントによる留置後の合併症の相違が不明である。その理由は適切な動物モデルがなかったため、実験で事前に詳しい検討ができなかったことである。本研究で使用する遺伝子組換えブタモデルはヒトと高い類似性の冠動脈粥腫病変を持ち、ステント留置後の血管反応も虚血患者の血管反応と類似していた。このモデルを用いて異なるステントを病変部位に留置し、短期間に血管反応を比較観察することができる。また新規ステントの安全性と有効性を検証することにより、新たなステントの開発に繋がる。
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