研究課題
基盤研究(C)
μオピオイド受容体(MOR)を介した精神的ストレスは気管支喘息の増悪に関与している。MORの主要な一塩基多型[OPRM1 SNP A118G (rs1799971)]と同様のSNPを有するマウスを用いた解析から本多型は、喘息反応の増強に関与し、肺ならびに気管支リンパ節におけるIL-4産生エフェクターT細胞、IL-4産生エフェクターメモリーT細胞を増加させていることが明らかとなった。加えて、本多型は気管支リンパ節におけるTh2細胞の分化誘導を亢進させている可能性が示唆された。
本研究の結果から、μオピオイド受容体遺伝子の一塩基多型が、日常生活レベルのストレス下において、喘息免疫応答を亢進させ、喘息症状を悪化させている可能性が明らかとなった。加えて、リンパ組織に発現するμオピオイド受容体の遺伝子一塩基多型が喘息免疫応答の亢進に重要な役割を果たしている可能性が示唆された。本研究の成果は本邦における喘息患者個人の遺伝的要因(Genotype)に基づいた客観的かつ効果的なストレス誘発性喘息の予防や治療につながる基盤情報となる。
すべて 2021 2020 2019 2018 2017 その他
すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (14件) (うち査読あり 14件、 オープンアクセス 11件) 学会発表 (29件) (うち国際学会 7件) 備考 (2件)
International Archives of Allergy and Immunology
巻: Jan 25 号: 6 ページ: 1-11
10.1159/000512591
巻: 181 号: 9 ページ: 651-664
10.1159/000508535
『呼吸』eレポート
巻: 3(1) ページ: 1-9
Otorhinolaryngol Head Neck Surg
巻: 4 号: 4 ページ: 1-4
10.15761/ohns.1000212
Clin Exp Allergy.
巻: 48(4) 号: 4 ページ: 379-393
10.1111/cea.13081
Allergology International
巻: 67 号: 3 ページ: 414-416
10.1016/j.alit.2017.11.007
130007420530
Int Arch Allergy Immunol.
巻: 177(1) 号: 1 ページ: 1-15
10.1159/000488289
Otolaryngol Pol.
巻: 73(2) 号: 5 ページ: 18-22
10.5604/01.3001.0012.6143
The Tohoku Journal of Experimental Medicine
巻: 246 号: 3 ページ: 155-165
10.1620/tjem.246.155
130007506123
アレルギーの臨床
巻: Vol.38(4) No.512
巻: Vol.38(6) No.514
巻: 67 号: 1 ページ: 32-42
10.1016/j.alit.2017.04.013
130006322027
アレルギー
巻: 66 号: 3 ページ: 153-160
10.15036/arerugi.66.153
130006880292
巻: 66 号: Supplement.1 ページ: S2-S8
10.1016/j.alit.2017.06.005
130006182306
https://www.tohoku-mpu.ac.jp/medicine/lab/medical_education_center/
http://www.tohoku-mpu.ac.jp/medicine/education_center/