研究課題/領域番号 |
17K09655
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
岩本 博志 広島大学, 医系科学研究科(医), 講師 (60457398)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 特発性肺線維症 / 間質性肺炎 / 急性増悪 / バイオマーカー / 治療薬 / RAGE / 特発性間質性肺炎 / 肺線維症 / 肺胞上皮 |
研究成果の概要 |
HMGB1(high mobility group box-1 protein)という細胞がダメージを受けた時に細胞外に分泌される物質が、特発性肺線維症という難病患者の血液中で上昇しており、特に高値の患者では増悪するリスクが高いことを発見した。更にこのHMGB1に結合して影響を抑制するesRAGE(endogenous secretory receptor for advanced glycation end product)は特発性肺線維症患者では低値であり、特に低値の患者では予後不良であることを発見した。RAGE阻害薬が特発性肺線維症の治療に応用できることをマウス実験で確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究結果から、難病である特発性肺線維症患者の血中HMGB1、esRAGEを測定することにより、患者の予後や急性増悪の予測、急性増悪を起こした際の予後予測など、治療の適応を判断する上で重要な疾患進行の予測出来たことから、新規の血液検査としての可能性が示された。また動物実験の結果からはこのHMGB1、RAGEが関わる分子機構が特発性肺線維症の治療にも応用できる可能性が示され、新規治療薬の開発の一歩を示した。
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