研究課題/領域番号 |
17K09664
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
太田 洋充 自治医科大学, 医学部, 講師 (40451562)
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研究分担者 |
萩原 弘一 自治医科大学, 医学部, 教授 (00240705)
海老名 雅仁 東北医科薬科大学, 医学部, 教授 (10280885)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ムチン / びまん性肺胞障害 / 薬剤性肺障害 / 間質性肺炎急性増悪 / 遺伝子多型 / 次世代シークエンス / MUC4 / 遺伝子解析 / 気道上皮細胞 / 発現ベクター / 遺伝子 / 内科 / 糖鎖 |
研究成果の概要 |
日本人は重篤な薬剤性肺障害や間質性肺炎の急性増悪など“びまん性肺胞障害”を発症する頻度が世界でも高い。そのため、“びまん性肺胞障害”、つまり重篤な好中球性炎症を起こす原因遺伝子が日本人の集団の中に存在すると考えた。本研究グループでは関連解析を行い、MUC4の反復配列に原因となる遺伝子変異があることを同定した。次世代シークエンスを使用しMUC4の遺伝子配列を解析し、MUC4の反復配列が保存領域と3つの多型部位にわかれることを明らかにした。また、代表的な遺伝子多型毎にMUC4発現ベクターを作成、安定にMUC4を発現する細胞を作成した。今後、これらの細胞を使用しMUC4の機能解析を進める予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は日本人に多い重篤な肺障害の原因遺伝子を同定し、発症予測や予防法、治療法を開発することを目的に行われている。これまでの研究で原因となる遺伝子変異がMucin 4(MUC4)の反復配列領域にあることを明らかにしてきたが次世代シークエンスを使用し、同領域の構造を解明した。また、MUC 4は巨大分子であり培養細胞で解析することが難しかったが、今回、MUC4を完全長で安定に発現する細胞を作成することに成功し、MUC 4の機能解析を培養細胞で行うことを可能にした。
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