研究課題
基盤研究(C)
免疫系を制御する制御性T細胞を人工多能性幹細胞(iPS細胞)から分化誘導し、喘息の新規治療法を追求する。独自の手法でヒト単球由来iPS細胞の作製とリプログラミング時の細胞viabilityについて数回再現実験に成功した。今まで単球から市販化iPS細胞ベクターを用いてiPS細胞を作製成功例は無いため、そのiPS細胞の証明を行った。さらに単球由来iPS細胞からも複数回分化誘導実験を行い単球および樹状細胞へ分化誘導する事に成功した。分化誘導した樹状細胞は、異なる複数の抗原曝露により樹状細胞の抗原提示能の指標のHLAClass2:HLA-DRの発現増加を確認しiPS細胞の証明の成果を論文発表した。
現在の治療薬では喘息の病態コントロールが難しい難治性喘息患者が未だに多数存在する。近年、様々領域でiPS細胞を用いた研究が行われている。ただ、気管支喘息に関しては遅れをとっている。我々はヒトの単球を用いた新しいiPS細胞研究を行った。我々は独自の手法で作出することに成功したヒト単球由来iPS細胞の作製実験とリプログラミング時の細胞viabilityについて数回再現実験に成功した。これまでに単球から市販されているiPS細胞作製ベクターを用いてiPS細胞を作製することに成功した報告例は無かったため、iPS細胞の作製およびiPS細胞としての証明に関する成果をまとめた。
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すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 7件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (9件) (うち国際学会 2件) 備考 (2件)
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