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GIPの腎生理作用の解明と糖尿病性腎症におけるその腎保護効果についての検討

研究課題

研究課題/領域番号 17K09683
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 腎臓内科学
研究機関秋田大学

研究代表者

藤田 浩樹  秋田大学, 医学系研究科, 准教授 (30333933)

研究分担者 山田 祐一郎  秋田大学, 医学系研究科, 教授 (60283610)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード糖尿病性腎症 / インクレチン / GIP / 内科
研究成果の概要

インクレチンGIPの糖尿病腎における腎保護効果について検討した。糖尿病性腎症の発症に抵抗性を示すC57BL/6-Akita糖尿病マウスのGIP受容体を欠損させることで、アルブミン尿の増加や糖尿病性糸球体硬化病変の進行および腎酸化ストレスの増加が観察された。一方で、進行性糖尿病性腎症を発症するKK/Ta-Akita糖尿病マウスに対するGIP補充療法は腎病変の進展を抑制しなかった。マウスの腎臓におけるRT-PCRを用いたGIP受容体発現解析の結果、腎臓内でのGIP受容体の発現量はかなり少なく、GIP単独療法では進行した糖尿病性腎症に対して十分な腎保護効果を発揮できないものと考察された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

糖尿病腎において、2つの主要なインクレチンGLP-1とGIPはともに抗酸化作用を介して腎保護的に働いてはいるが、腎臓内ではGLP-1受容体シグナルの方が中心となって腎保護の役割を担っていることが明らかとなった。GLP-1とGIPの併用療法による糖尿病腎における相加的腎保護効果の可能性が期待されることから、糖尿病性腎症に対する新たな治療戦略としての確立を目指し、今後さらなる研究を遂行していく必要がある。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019 2018

すべて 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件、 招待講演 3件)

  • [学会発表] Extra-pancreatic actions of incretin beyond its glucose-lowering effect2019

    • 著者名/発表者名
      Hiroki Fujita
    • 学会等名
      11th Asian Association for the Study of Diabetes (AASD) Scientific Meeting
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 国際学会 / 招待講演
  • [学会発表] インクレチン関連薬による腎保護効果の可能性2019

    • 著者名/発表者名
      藤田浩樹
    • 学会等名
      第42回日本高血圧学会総会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] インクレチンホルモンによる腎保護効果の可能性2018

    • 著者名/発表者名
      藤田浩樹
    • 学会等名
      第30回日本糖尿病性腎症研究会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 招待講演

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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