研究課題/領域番号 |
17K09685
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
長田 道夫 筑波大学, 医学医療系, 教授 (10192238)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ポドサイト / 糸球体硬化 / 糸球体ろ過 / 剥離 / 壁細胞 / ろ過 / 糸球体濾過 / CD44 / ケモカイン / NEP25 / 慢性腎臓病 / インテグリン |
研究成果の概要 |
ポドサイト障害から剥離に至る内在因子と分節性硬化に至る分子経路についてびまん性ポドサイト障害マウスモデル(NEP25マウス)で検討した。 1.ポドサイト障害を電子顕微鏡でマッピングし、ポドサイト剥離の背景を検討した結果、びまん性ポドサイト障害に加えて、糸球体のろ過機能と糸球体の解剖学的特性という生理学的な因子が、分節性硬化を規定することが判明した。2.ポドサイト障害によりポドサイト地震にケモカイン(MIF, SDF1)の発現亢進が、対側の壁細胞に増殖あるいは遊走刺激となり、同時に壁細胞にもその受容体CXCR4やケモカインが発現することで、ポドサイトが消失しても分節性硬化は進展することが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ポドサイト研究は慢性腎臓病CKDの共通のメカニズムとして広く知られており、本研究はポドサイト障害と糸球体クオカとの因果関係についてびょうりがくてきに、その特性と背景分枝かを明らかにしたものである。このポドサイト特異的障害モデルを用いた2つの研究は、大変ユニークであり、CKDの機序を理解することに貢献したと考えている。
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