研究課題/領域番号 |
17K09690
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
細島 康宏 新潟大学, 医歯学総合研究科, 特任准教授 (50464003)
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研究分担者 |
斎藤 亮彦 新潟大学, 医歯学総合研究科, 特任教授 (80293207)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | メガリン / 糖尿病性腎症 / 肥満関連腎症 / バイオマーカー / 尿中メガリン |
研究成果の概要 |
腎臓の近位尿細管に存在するメガリンは腎毒性物質の「入り口」を司ることによって肥満・メタボリックシンドロームに関連した腎症や糖尿病性腎症といった病態を引き起こす。 本研究により、新規に、マウスにおける尿中A-メガリン(細胞外ドメイン型)およびC-メガリン(全長型)測定用ELISA系を構築したことから、今後、メガリンに関連した研究への本技術の貢献が大いに期待される。また、2型糖尿病患者における検討から、尿中A-およびC-メガリンは既存のものとは異なる新規のバイオマーカーであることが示された。糖尿病性腎症患者において、尿中メガリンを測定することにより、将来の腎症進展を予測できる可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
透析患者の増大は個々の患者の生活レベルの低下をもたらすだけでなく、医療経済上も重大な課題となっている。特に、糖尿病性腎症は透析療法導入の原因疾患の第一位を占めており、社会的にも喫緊の対応が求められている。中でも、その早期診断や重症度判定は重要な課題の1つであるが、病因や病態に基づいた新しいバイオマーカーの開発が求められていた。本研究では、尿中A-およびC-メガリンは既存のものとは異なる新規のバイオマーカーであることが示され、将来の糖尿病性腎症の進展を予測できることが明らかになった。今回開発したマウス尿中メガリン測定系を用いた今後の更なる研究の進展も期待される。
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