研究課題/領域番号 |
17K09691
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
坂井 宣彦 金沢大学, 附属病院, 准教授 (60377421)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 腎不全 / 線維化 / 慢性腎臓病 / 腎臓 |
研究成果の概要 |
線維化は臓器障害に対する過度の創傷治癒反応、すなわち細胞外基質沈着と細胞外基質産生能を有する細胞の集積を特徴とする。近年、末期腎不全の予備軍として慢性腎臓病(CKD)が注目されている。このCKDが進展し腎不全に至る過程において、各種腎疾患は腎間質線維化という共通のプロセスをとることを特徴とする。本研究では、細胞骨格依存性シグナルが、腎固有細胞の生物学的特性を調節することで腎間質線維化にはたす意義の解明を試みた。その結果、腎固有細胞でのTGF-bシグナルによる細胞骨格依存性シグナルが、筋線維芽細胞分化を誘導することで、腎間質線維化進展に寄与することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、細胞骨格に関連するシグナルが、腎臓を構成する細胞の機能を調節することで腎不全の原因となる線維化に関与するかを試みた。その結果、腎構成細胞において、細胞骨格シグナルが、線維化に関与する細胞を活性化させ、腎線維化進展に寄与することを明らかにした。これは腎障害の原因に関わらない共通機序であり、現在増加の一途を辿っている末期腎不全患者数の抑制につながる新規治療法開発につながることが期待される。
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