研究課題/領域番号 |
17K09699
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
正木 崇生 広島大学, 病院(医), 教授 (30397913)
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研究分担者 |
中島 歩 広島大学, 医系科学研究科(医), 共同研究講座教授 (40448262)
土井 盛博 広島大学, 病院(医), 助教 (80626127)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 間葉系幹細胞 / 抗炎症作用 / 線維化 / 再生医療 / ストレス誘導性老化 / マクロファージ / 老化 |
研究成果の概要 |
Interferon-γ(IFN-γ)添加培地で培養した間葉系幹細胞は、プロスタグランジンE2の発現が上昇しており、マクロファージのフェノタイプを炎症抑制型 (M2) に誘導して炎症の継続を抑制することが示唆された。さらに、IFN-γ添加培地で培養した間葉系幹細胞は、ラット腎虚血再灌流障害モデルによって生じる腎線維化を強く抑制することを明らかにした。また、コントロールの腎臓と比較して、ラット腎虚血再灌流障害21日後の腎臓においてp16INK4A陽性細胞数が増加しており、IFN-γ添加培地で培養した間葉系幹細胞の投与はp16INK4Aを有意に抑制することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、我が国における新規の透析導入患者数は年間4万人を超えている。新規の透析導入患者数を減少させることは、医療費の節減を考えるうえでも非常に重要な課題あるが、腎不全への進行を抑制するための有効な治療法は限られている。間葉系幹細胞を用いた治療法を確立し、臨床応用することが可能になれば、腎障害の進行を遅らせて透析療法を回避させることが期待できる。
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