研究課題/領域番号 |
17K09713
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
鈴木 祐介 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70372935)
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研究分担者 |
武藤 正浩 順天堂大学, 医学部, 助教 (30790076)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | IgA腎症 / APRIL / 糖鎖異常IgA / 口蓋扁桃 / B細胞 / 免疫異常 / TLR9 / 扁桃 / TACI / BCMA / 粘膜免疫 / 腎臓学 |
研究成果の概要 |
これまでの研究で、IgA腎症患者の腎には糖鎖修飾異常のあるIgA抗体が沈着していることが明らかにされてきた。近年IgA腎症の病因に、形質細胞の分化・延命に関わるサイトカインであるa proliferation inducing ligandの関与することが示唆され始めているが、その詳細は不明であった。B細胞は、CD40LとBAFFを安定発現する線維芽細胞株上で培養すると効率的に増殖することが知られている。本研究にて我々は、この細胞株を用いて、ナイーブB細胞からIgA陽性B細胞を誘導する新規培養系を確立した。これにより、APRILが糖鎖異常IgA抗体を産生する機序を解析することが可能となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
IgA腎症の治療において、a proliferation inducing ligand(APRIL)をターゲットとした分子標的治療薬の国際治験が開始され、近年注目されているが、その理論的根拠の詳細は明らかにされていなかった。本研究成果は、口蓋扁桃摘出術、更にはAPRILをターゲットとした分子標的治療薬の理論的根拠や治療適応基準の基礎データ提供につながると考えられる。
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