研究課題
基盤研究(C)
慢性腎臓病(CKD)の本質的な病態は、腎尿細管機能・間質部の障害による水・電解質、代謝異常、貧血などの生体の恒常性維持の慢性的な破綻によるとされ、最近、CKDの発症・進展・重症化には、種々の程度の頻回な腎障害(AKI: acute kidney injuryを含む)が集積することにより生じるとされている。研究者らは従来からリン制御因子で、かつ抗加齢、抗線維化などの生理活性を持つKlotho蛋白に注目し、CKDの病態生理に大きく関与するとの仮説を立ててきた。実験モデルとして、同蛋白の低発現マウスで、頻回・低侵襲の障害でCKDを発症・進展するモデルを開発し、様々な疾患増悪因子の意義を検討した。
慢性腎臓病(CKD)の本質的な病態は、腎尿細管機能・間質部の障害による水・電解質、代謝異常、貧血などの生体の恒常性維持の慢性的な破綻が、全身的な臓器障害、特に循環・血管系の動脈硬化病変、石灰化などを引き起こし、心腎連関などと総称される、全体的な病態像を形成すると考えられている。最近、CKDの発症・進展・重症化には、種々の程度の頻回な腎障害(AKI: acute kidney injuryを含む)が集積することにより生じうることが注目されている。それは、特定の原因疾患によらず、CKDが発症もしくは増悪する可能性を示唆し、特に高齢化社会では末期腎不全・透析の患者が増加する結果となる。
すべて 2020 2019 2018 2017 2016
すべて 雑誌論文 (11件) (うち国際共著 1件、 査読あり 11件、 オープンアクセス 8件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 4件)
Medicines (Basel).
巻: 7 号: 3 ページ: 13-13
10.3390/medicines7030013
JBMR Plus.
巻: 3 号: 11
10.1002/jbm4.10234
Contrib Nephrol.
巻: 198 ページ: 62-72
10.1159/000496532
Blood Purif.
巻: 47 号: Suppl. 2 ページ: 95-105
10.1159/000496660
Blood Purif
巻: 47 号: Suppl. 2 ページ: 81-87
10.1159/000496657
PLoS One.
巻: 13 号: 3 ページ: 1-22
10.1371/journal.pone.0191706
Bone
巻: 113 ページ: 68-76
10.1016/j.bone.2018.05.002
Osteoporos Int.
巻: 29 号: 5 ページ: 1203-1209
10.1007/s00198-018-4402-3
Kidney Blood Press Res
巻: 43 号: 5 ページ: 1554-1562
10.1159/000494441
Internal Medicine
巻: 56 号: 24 ページ: 3271-3276
10.2169/internalmedicine.8618-16
130006250492
Nephrology
巻: - 号: 11 ページ: 843-858
10.1111/nep.12862