研究課題/領域番号 |
17K09716
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
阿部 雅紀 日本大学, 医学部, 教授 (70459890)
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研究分担者 |
松本 宜明 日本大学, 薬学部, 教授 (10199896)
福田 昇 日本大学, 総合科学研究所, 教授 (40267050)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 糖尿病性腎症 / TGF-β1 / USF1 / PIポリアミド / 糖尿病腎症 / ポドサイト / 間質線維化 |
研究成果の概要 |
今回の研究では腎メサンジウム細胞(MC)の高血糖培養でのTGF-β1上昇に伴い増殖する事を認め、ラットTGF-β1 PIポリアミドはこれらを抑制した。ストレプトゾトシンにて糖尿病ラット腎臓では1) 腎髄質上皮間葉化現象(EMT)、 2) 糸球体内皮細胞の内皮間葉化現象(EndMT)、3) 足細胞傷害を認め、これら組織傷害対しTGF-β1 PIポリアミドの腹腔内投与は、EMT, EndMT, 足細胞傷害を改善した。さらに高糖状態で増加する転写因子USF1に対するPIポリアミドの分子設計、合成をし、USF1 PIポリアミドは腎MCにおいて高糖状態で上昇したTGF-β1 mRNA発現を抑制した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ピロール・イミダゾール(PI)ポリアミドは中分子ペプチド化合物で次世代の薬として期待されている。今回、分子設計、合成しTGF-β1 PIポリアミド、 USF-1 PIポリアミドが糖尿病腎症を改善したことは、糖尿病腎症の進展悪化にTGF-β1とUSF-1が関与している事が分かり、今後の創薬に対し学術的意義は大きい。またTGF-β1 やUSF-1 PIポリアミドが次回、霊長類サル類に糖尿病腎症を作成し、その効果を観、効果が確認されれば最終的にAMED、製薬会社との共同開発を行い臨床試験に移行し、透析患者を減らせる社会的意義は大きい。
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