研究課題/領域番号 |
17K09720
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 大阪医科大学 (2019-2020) 近畿大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
美馬 晶 大阪医科大学, 医学部, 特別職務担当教員(教授) (00432401)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 慢性腎臓病 / 腸内フローラ / プレバイオティクス / インスリンシグナル / インスリン受容体基質 |
研究成果の概要 |
高齢化とライフスタイルの変化は慢性腎臓病(CKD)患者を急速に加速させた。CKDにかかる医療費は4兆円/年を超え、社会問題である。本研究では今まで明らかにされてこなかったプレバイオティクスによる腸フローラ改善がもたらすインスリン受容体基質(IRS)1を中心とした糸球体インスリンシグナルへの影響と腎保護効果を検討した。腎不全モデルラットにプレバイオティクスとしてラクツロースを投与、腸内フローラと腎機能、腎組織を検討した。ラクツロース投与群の腸フローラは善玉菌優位になり、同時に腎不全モデル群に比してアルブミン尿の減少と糸球体濾過量の改善を認めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究が目指すものは「腸腎連関」という新たな概念に基づくCKD治療法の確立であり、従来の治療法と全く異なる。プレバイオティクスはヒトに直接消化、吸収されない成分であり安全性が高く、さらに安価である。つまり、本研究の成果により低リスク、かつ低コストCKD新規治療法が確立することが考えられ、そのインパクトは極めて大きい。
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