研究課題/領域番号 |
17K09721
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
長澤 康行 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (10379167)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | IgA腎症 / 歯周病菌 / 齲蝕菌 / 扁桃 / 口腔内細菌 / ミュータンス菌 / C.Rectus / Campylobacter rectu / Treponema Denticola / Campylobacter rectus / Treponema denticola / 細菌 / IFI27 |
研究成果の概要 |
IgA腎症患者において口腔内の病原性のある細菌であるミュータンス菌(いわゆる虫歯菌)の中でも病原性の高いCnmを発現しているものが、IgA腎症患者の扁桃でも検出されることを論文として報告した(Sci Rep. 2019 Dec 27;9(1):20130.)また、IgA腎症患者において治療効果が高い群についても臨床的に解析し論文として報告した(Clinical and Experimental Nephrology 2020 in press)さらに歯周病菌について,歯周病菌投与によるマウスIgA腎症発症モデルも確立し現在論文準備中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
IgA腎症は透析導入の主要な原疾患の一つである。この発症に歯周病菌や齲蝕菌が深くかかわっていることを明らかにすることにより、IgA腎症の発症機序に新たな視点を確立した。近年、歯周病菌や齲蝕菌が多くの疾患の発症や増悪に関わっていることが明らかになってきており、IgA腎症もその中の一つとして考えることができることを確立した。また、このことが新たな治療ターゲットとなり、将来的な透析医療を抑制することが期待される。
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