研究課題/領域番号 |
17K09724
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
下澤 達雄 国際医療福祉大学, 医学部, 主任教授 (90231365)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 食塩感受性高血圧 / 血管内皮機能 / 遠位尿細管 / ナトリウム / 酸化ストレス / Na-Cl共輸送体 / 一酸化窒素 / 内科 / 高血圧 / 血管 |
研究成果の概要 |
本研究では食塩感受性高血圧の発症メカニズムが体液量の増加にあるか、血管拡張機能の低下にあるかを検討した。低用量のL-NAMEは食塩感受性高血圧を発症させること、また、食塩負荷後1日は体液量の増加は差がないにもかかわらず血圧が上昇することが確認された。一方、NCC欠損マウスでは高血圧が維持されないことを見出した。さらにNOの欠損は酸化ストレスを介してNCCのリン酸化を生じていることを明らかにした。 これらの検討から正常血圧から食塩による血圧上昇のメカニズムにおいて、初期の血圧上昇には血管拡張機能がかかわり、高血圧の維持には腎臓の機能がかかわることが考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢者、糖尿病、動脈硬化疾患など食塩感受性を呈しやすい病態に血管拡張機能低下が関与することを示唆するものである。 予後不良の食塩感受性高血圧の治療には腎臓ならびに酸化ストレス、血管反応性を考慮することが必要である。
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