研究課題/領域番号 |
17K09729
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
加藤 丈司 宮崎大学, フロンティア科学総合研究センター, 教授 (20274780)
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研究分担者 |
桑迫 健二 宮崎大学, フロンティア科学実験総合センター, 准教授 (20381098)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 血圧変動性増大 / 動物モデル / レニン・アンジオテンシン系 / 交感神経系 / 血圧変動性 / 血圧日内変動 / 交感神経活性 / ノルアドレナリン / α1受容体 / アンジオテンシンII / 心血管疾患 / 食塩負荷 / モデル動物 / 降圧ペプチド / 心血管・腎疾患 / 治療応用 |
研究成果の概要 |
血圧変動性の増大と心血管疾患の関連が指摘されていることから、本研究では、血圧変動性増大の病態生理解析と治療手段探索を目指して動物モデルの同定を試みた。その結果、アンジオテンシンII(Ang II) およびノルアドレナリン(NA)のラットへの持続投与により、血圧日内変動性の増大が生じることが明らかになり、それぞれ、AT1受容体およびα1受容体を介した作用と考えられた。レニン・アンジオテンシン系や交感神経系の持続的な活性上昇が、血圧変動性増大の原因となる可能性が示唆され、これらのラットは、変動性増大の病態生理や薬剤効果の解析に有用な動物モデルであることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
血圧測定値の変動(動揺)が増大すると、心血管疾患リスクが上昇する。しかし、血圧変動性を小さくする治療が、疾患リスクを低下させるかは明らかでなく、有効な治療方法も明確ではない。これらの課題を解決するためには、血圧変動性増大の動物モデル実験系の開発が必要と考え、本研究を実施した。その結果、2種類のモデルを開発できたので、今後、有効な治療方法を見出す研究展開が可能となった。
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