研究課題/領域番号 |
17K09735
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
宮下 和季 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任准教授 (50378759)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 高血圧 / 塩分負荷 / 高血圧自然発症ラット / 記憶現象 / エピゲノム / ヒストンアセチル化 / 腎細動脈 / MMP2 / Sirt3 / 腸管塩分吸収 / 加齢 / NHE3 / 腸管 / ナトリウム吸収 / 循環器・高血圧 |
研究成果の概要 |
申請者の教室では、高血圧自然発症ラット(SHR)に一過性の塩分負荷を与えると、塩分負荷中止後も血圧が持続的に上昇する、ソルトメモリー現象を見出した。本研究では、塩分負荷中止後も持続する血圧上昇に、クロマチンのエピゲノム修飾が関与する可能性について検討した。一過性の塩分負荷後に、腎細動脈特異的なエピゲノム変容が持続しており、腎細動脈局所におけるヒストンアセチル化を介したMMP2の発現亢進が中膜肥厚を促進し、レニン分泌の亢進と持続的な血圧上昇に関与した可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
申請者の研究室では、高血圧自然発症ラット(SHR)に一過性の塩分負荷を与えると、塩分負荷中止後も血圧が持続的に上昇することを見出し、腎細動脈の中膜肥厚に伴うレニン分泌の亢進が、血圧上昇の本態となる可能性を指摘した[Oguchi Hypertension. 2014]。本研究では腎臓のエピゲノム変容について解析し、塩分負荷に伴う腎細動脈リモデリングや、Na輸送の変容に関与するクロマチンエピゲノム修飾を同定した。この知見は、腎のエピゲノム変容を治療標的とした、新しい高血圧治療戦略の開発につながるものである。
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