研究課題/領域番号 |
17K09750
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
石原 智彦 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (70612232)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 筋萎縮性側索硬化症 / 選択的スプライシング / バイオマーカー / ALS / TDP-43 / alternative splicing / biomarker |
研究成果の概要 |
我々は筋萎縮性側索硬化症(ALS)の病態機序解明を目的とし、TDP-43 mRNA 選択的スプライシング(AS:alternative splicing)解析を行った。TDP-43はALSの主要な封入体構成蛋白質であり、本症のkey molecule である。我々はALS症例由来神経組織で特異なTDP-43 mRNA ASパターンを見出した。さらに同AS由来の蛋白質は易凝集性を有し、ALSにおける封入体形成に関与していることが示唆された。同ASパターンはALSの非障害部位である小脳でも認められたが、血液細胞由来mRNAでは対照群との差異を認めず、バイオマーカーとしての確立には至らなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ALSの治療が困難な理由として、その病態機序が不明なこと、早期診断が困難なこと、がんにおける腫瘍マーカーのようなバイオマーカーが確立していないことがあげられる。本研究で解析した、TDP-43 mRNA の特異な選択的スプライシングパターンは、ALSの病態機序解明やバイオマーカーの確立に寄与する可能性がある。
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