研究課題/領域番号 |
17K09758
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
原 英夫 佐賀大学, 医学部, 教授 (00260381)
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研究分担者 |
中山 功一 佐賀大学, 医学部, 教授 (50420609)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 脳アミロイド血管症 / バイオ3D プリンター / スフェロイド / Aβ40/42 / アミロイド前駆蛋白遺伝子 / 脳神経疾患 / アルツハイマー型認知症 / アミロイド血管症 |
研究成果の概要 |
脳アミロイド血管症は血管壁に主としてAβ40が蓄積し血管壁が脆弱となり、しばしば皮質の大出血を起こす。我々はバイオ3Dプリンターを用いた脳アミロイド血管症のモデル血管を作成し、脳アミロイド血管症が起こるメカニズムを解析した。Aβ40ペプチド存在下では、コラーゲン蛋白にAβ蛋白が沈着しておりouter layerのコラーゲン染色性の低下が見られ血管壁の脆弱性が示唆された。Aβ40ペプチドを添加したtube構造体としていない構造体では伸展の耐久値に差が見られた。張力測定後のtube構造体を内側面を上にして顕微鏡で観察した所Aβ40ペプチドを添加したtube構造体は大きな亀裂が確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳アミロイド血管症は血管壁に主としてAβ40が蓄積するため血管壁が脆弱となり、しばしば皮質の大出血を起こす。最近では脳アミロイド血管症関連の脳炎症状態も報告されているが、その機序は解明されていない。我々はバイオ3D プリンターを用いた脳アミロイド血管症のモデル血管を作成し、脳アミロイド血管症が起こるメカニズムを解析し、さらに血管壁の破綻による大出血や血管周囲炎症を予防する治療法の開発を目的とした。この研究により血管壁へのAβ沈着を除去できる治療法の開発や血管壁にAβ沈着するメカニズムも解明し、予防的な治療法の開発にもつながると考えられる。
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