研究課題
基盤研究(C)
本研究では地域在住高齢者における無症候性皮質微小出血(プレクリニカル皮質微小出血)の有病率、関連する局所脳萎縮及び血液バイオマーカーを明らかにすることを目的とした。認知機能正常高齢者(n = 1035)のうち、プレクリニカルCAAは26名(2.5%)だった。また、右傍海馬容積/頭蓋内容積比はプレクリニカル皮質微小出血群で有意に萎縮をみとめた(年齢・性調整P < 0.05)。さらにプレクリニカル皮質微小出血群では微小出血なし群に比して有意に高血糖であり糖代謝異常とプレクリニカル皮質微小出血との関連が示唆された。
わが国では脳ドックの普及によって無症候だが頭部MRI検査で微小出血が発見される場合も多い。本研究により無症候性皮質微小出血(プレクリニカル皮質微小出血)は認知機能正常の地域在住高齢者の2.5%に認められ、プレクリニカル皮質微小出血群では微小出血なし群に比して、傍海馬容積萎縮をみとめたこと、及び空腹時血糖やグリコアルブミン高値だったことより、皮質微小出血は糖代謝異常を介して認知機能低下と関連する可能性が示唆された。
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