研究課題/領域番号 |
17K09804
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 帝京平成大学 (2020-2022) 福島県立医科大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
榎本 雪 帝京平成大学, 健康医療スポーツ学部, 教授 (80396374)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | てんかん / 経頭蓋磁気刺激法 / 薬剤抵抗性てんかん / 磁気刺激 / 閾値 / 不均一反復磁気刺激法 / 長期効果 / 運動閾値 / 大脳可塑性 / 脳機能連関 |
研究成果の概要 |
本研究では、円形コイルを用いたQPS-50による運動野刺激が健常被験者の1次運動野に与える影響を検証した。まず、円形コイルによる運動閾値(AMT)の90%強度による運動野刺激は、M1に長期抑圧(LTD)を誘導することが示された。また、円形コイルによる、週に1回、12週間のQPS-50運動野刺激は、患者のAMTを低下させたが、健常被験者のAMTおよび安静時閾値に影響を与えなかった。患者と健常被験者のQPSに対する反応性の違いが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
QPS-50は、健常被験者に対してLTDを誘導する。しかし、先行研究では、ミオクローヌスてんかんや薬剤抵抗性てんかんに対する治療効果を示し得なかった。薬剤抵抗性てんかん患者で、継続的なQPS-50による運動野刺激がAMTを低下させたという事実は、M1の興奮性の増強を示唆している。しかし、本研究で示した通り、健常被験者では運動閾値は変化せず、健常被験者と患者との脳機能の違いを示している。
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