研究課題/領域番号 |
17K09805
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
児矢野 繁 横浜市立大学, 医学研究科, 客員教授 (50315818)
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研究分担者 |
田中 章景 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (30378012)
多田 美紀子 横浜市立大学, 医学部, 助教 (30722467)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 多系統萎縮症 / 尿酸 / 酸化ストレス / 尿酸トランスポーター / 活性酸素 |
研究成果の概要 |
神経疾患と尿酸値との関係は以前から神経疾患で報告されてきた.特に病態に酸化ストレスの関与がある疾患では,抗酸化作用をもつ尿酸の低値が病態機序に関連している可能性がある.本研究では多系統萎縮症(MSA)における尿酸の関与を臨床学的,病理学的側面から解析した。MSA患者160例を対象として解析を行い、血清および髄液尿酸値と各種臨床データの関連性を検討した結果、MSA患者で尿酸値が高い方が病期の進行が遅いことが示された.MSAの神経病理学的検討から病変と尿酸、尿酸トランスポーター関連蛋白および酸化ストレス蛋白の関連性が明らかになり、酸化ストレスがその機序に関連していることが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を通じ、活性酸素に関わる神経疾患である多系統萎縮症が低尿酸血症による抗酸化作用の低下によって病態形成に係わることを明らかにすることは極めて重要な意義を持ち、これまで明らかにされなかった多系統萎縮症の病態解明へ一歩になるとともに、他の活性酸素が関連する神経疾患の共通の病態解明への手がかりになることが予想される。さらに、病態に尿酸トランスポーターが関与していることを利用すれば、多系統萎縮症の新規治療法開発への希望につながる可能性がある。
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