研究課題/領域番号 |
17K09808
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
赤松 直樹 国際医療福祉大学, 医学部, 教授 (10299612)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | てんかん / 側頭葉 / 抗てんかん薬 / 脳波 / 高齢者 / 焦点意識減損発作 / 有病率 / レセプト / 焦点発作 / 意識減損 / 認知症 / 側頭葉てんかん / 臨床神経生理学 / 医療・福祉 |
研究成果の概要 |
高齢者てんかんの総合的研究を行った。本邦の高齢者てんかんは、高齢人口の1.03%の有病率で、患者数は約40万人であることを住民調査から明らかにした。診療報酬レセプト解析ではてんかん患者の44%が高齢者であった。高齢者てんかんの特徴は以下のとおりである。①焦点意識減損発作で側頭葉てんかんが多い、②生活習慣病の合併率が高い、②診断には脳波が有用で睡眠時の脳波を記録すると診断率が上がる、④抗てんかん薬での発作抑制率が高い。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで本邦の有病率の研究はほとんどなかった。成人てんかん特に高齢者てんかんの実数把握ができるデータを得たことは、今後のてんかんの臨床および医療政策に貢献できる。高齢者てんかんの症状、検査所見、診断のポイントを本研究で明らかにした。この知見から一般臨床医が的確に高齢者てんかんを診断し治療できるようになる。診療ガイドライインの策定の基礎的データを得ることができた。
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