研究課題/領域番号 |
17K09851
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
代謝学
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
神谷 英紀 愛知医科大学, 医学部, 准教授 (70542679)
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研究分担者 |
近藤 正樹 愛知医科大学, 医学部, 講師 (00717910)
恒川 新 愛知医科大学, 医学部, 准教授 (40612768)
姫野 龍仁 愛知医科大学, 医学部, 講師 (60753762)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 糖尿病性神経障害 / 再生医療 / 歯髄幹細胞 / ヒト乳歯歯髄幹細胞 / 糖尿病神経障害 |
研究成果の概要 |
今回の研究において、歯髄幹細胞から分泌される分泌因子の投与(移植)が糖尿病性神経障害の治療法となり得るかどうかについて検討した。 その結果、歯髄幹細胞から分泌される分泌因子中には、血管・神経を再生・新生する成長因子が含まれていることが明らかとなり、その分泌因子を糖尿病性神経障害を呈するモデル動物の筋肉内に移植することにより、糖尿病で低下した血流の改善に加え、低下した神経機能の改善ができることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糖尿病性神経障害は糖尿病患者の生活の質および健康寿命を大きく低下させる糖尿病性合併症である。糖尿病性神経障害は一旦進行するとその改善は難しく、また現時点で血糖コントロール以外の有効な治療法が確立されていない。今回、糖尿病性神経障害のモデル動物に対し歯髄幹細胞の分泌因子を投与する研究において、歯髄幹細胞の分泌因子には神経細胞および血管を再生・新生する因子が含まれており、それが糖尿病性神経障害の改善につながる可能性を示すことができた。歯髄幹細胞は歯科との連携により比較的容易に入手でき自家移植も可能なため、将来的なヒトへの応用も期待できるものと考えている。
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