研究課題/領域番号 |
17K09868
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
代謝学
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
櫻井 裕之 杏林大学, 医学部, 教授 (00508294)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 尿酸 / 尿酸輸送体 / 遺伝子変異 / SLC2A9 / トランスポーター / 遺伝子解析 / SLC17A1 / SLC17A3 |
研究成果の概要 |
腎臓からの排泄が低下することによる高尿酸血症の病態を明らかにするため、遺伝性高尿酸血症患者で、その血縁者とともに、腎臓の尿酸輸送体SLC2A9の遺伝子解析を行った。これまでの研究で、SLC2A9の活性上昇や過剰発現が腎臓での尿酸再吸収を増加させるであろうと予想されるからである。そのような1家系の解析で見いだされた2つの輸送体遺伝子の変異は機能に影響がなく、輸送体発現を制御する領域の変異では、転写活性が上がるものが2つ発見されたが、それらの変異を組み込んだ細胞株で、SLC2A9の発現上昇は見られず、この遺伝子の変異が、輸送体の活性や発現を上げている直接的な証拠は見いだせなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
腎臓での尿酸再吸収の調節に最も重要であると考えられる輸送体SLC2A9の機能や発現の上昇が高尿酸血症の大部分を占める排泄低下型の病態を説明できるのではないかと考えて研究を行ったが、この仮説を直接的に支持する結果は得られなかった。さらに症例をふやして解析していく必要はあるものの、今回の研究からは、この輸送体を高尿酸血症の創薬標的にするモチベーションにはつながらなかった。
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