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エネルギー代謝調節に関わる視床下部-下垂体-甲状腺系の中枢制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 17K09872
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 内分泌学
研究機関群馬大学

研究代表者

渋沢 信行  群馬大学, 医学部附属病院, 非常勤講師 (90396622)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード内分泌代謝 / 視床下部 / 甲状腺 / 神経内分泌
研究成果の概要

視床下部-下垂体-甲状腺系H-P-T axisによる甲状腺ホルモン調節は絶食や環境変化に対してエネルギー消費を調節する代謝の恒常性に重要であり、特に視床下部室傍核のTRHがその中心とされる。しかしTRHは中枢神経系に広く存在し直接的な証明がなされていない。視床下部特異的TRHノックアウトマウスSim1-Cre;TRHflox/floxを作製した。このモデルでは免疫組織で室傍核のTRHが検出されず、室傍核preproTRH mRNA発現は低下した。下垂体TSHβmRNA発現低下を伴う中枢性甲状腺機能低下症を呈した。生体において視床下部室傍核のTRHがH-P-T axisの中枢であることを示した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

TRHは視床下部ホルモンとして主にH-P-T axisのフィードバック機構と、さらにいくつかの神経ネットワークによって分泌調整され、甲状腺ホルモン分泌を介して絶食や環境変化に対するエネルギー消費を調節し代謝のホメオスターシスに重要な役割を持つと考えられる。生体内に広く存在するTRHの機能や役割はまだ全ては解明されていない。今回のモデルマウス解析によりこれまで言及されてきた作用を検証できると考える。さらに肥満、糖尿病、摂食障害などの疾患の克服は現代社会において重要な課題の一つといえる。本研究により得られるTRH作用の証明は、これら疾患の発症病理の解明や治療のヒントを得ることに繋がると期待される。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 視床下部室傍核特異的TRHノックアウトマウスの作成と解析2019

    • 著者名/発表者名
      近藤 友里, 小澤 厚志, 渋沢 信行, 渡邉 琢也, 中島 康代, 河野 大輔, 山田 正信
    • 学会等名
      第62回日本甲状腺学会学術集会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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