研究課題/領域番号 |
17K09877
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内分泌学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
出村 昌史 金沢大学, 医学系, 准教授 (00507080)
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研究分担者 |
西條 清史 金沢大学, 医学系, 教授 (00178469)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 原発性アルドステロン症 / 自己抗体 / 自己免疫疾患 |
研究成果の概要 |
原発性アルドステロン症は、国内患者数は200万-400万人(全人口の1-2%、高血圧患者の10-20%)と推定されるほど、非常に患者数の多い疾患である。60-80%のPAが両側性過剰分泌であると判明しているが、両側性過剰分泌の原因には不明な点が多く、その原因が特定できる患者はほとんどいない。原因として自己抗体による機序を考え、両側性PAの血清中にアルドステロン刺激性IgGを有する症例を見出した。さらに、それらIgGが認識するタンパク質(自己抗原候補)を15種類同定した。今後、さらなるデータ補強を行うことにより自己免疫性原発性アルドステロン症という新規病態、抗体測定法の確立が期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
両側性原発性アルドステロン症の原因として、自己抗体によるアルドステロン分泌過剰症の存在が示唆される。これまで原因不明とされてきた多くの両側性原発性アルドステロン症の病態解明つながる成果と考えられる。 社会的意義としては、①不要な検査の回避:PA診断に必要な機能確認検査(薬剤などの負荷)や副腎静脈サンプリングを回避できる。②正確な診断できる。③簡便・簡単・低侵襲:末梢静脈採血のみで診断できる。④すべての施設で実施可能:AVS実施可能施設は極めて限定されるのに対し、採血はすべての医療機関で実施可能である。④安価:抗体検査は、機能確認検査や副腎静脈サンプリングより安価である。
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