研究課題/領域番号 |
17K09915
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
加藤 貴康 筑波大学, 医学医療系, 講師 (20646591)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 急性骨髄性白血病 / NOTCHシグナル / 骨髄微小環境 / NOTCH / 炎症 / 骨髄環境 / NOTCNシグナル |
研究成果の概要 |
本研究は急性骨髄性白血病(AML)を対象とし、AML細胞と骨髄微小環境(骨髄ストローマ細胞)との相互作用を解明することで新規治療標的を同定し白血病を克服することを目標とした。研究成果としては、骨髄微小環境でNOTCHシグナルが減弱すると、AML細胞の増殖が亢進した。全骨髄微小環境でNOTCHシグナルを欠損させたホストマウスでの白血病マウスは移植後極早期に死亡し解析が困難であった。そのため特定の骨髄ストローマ細胞のみにNOTCHシグナルを欠損するマウスを作成した。このマウスは赤芽球系に分化障害をおこすことを発見し、現在はこのマウスを用いた白血病マウスモデルを解析中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はマウス白血病モデルとヒト検体を用いた解析であり、造血細胞と造血支持細胞(骨髄ストローマ細胞)の双方の異常が白血病発症機構に関わるとういう点が、学術的意義である。 またAMLの現行治療による生存率は約40%であり、さらなる病態解明が必要である。特に本疾患が実際に好発する60歳代以降では、治療法の進歩に乏しい。本研究を発展させる事で、より副作用が少なく有効な治療法の開発に対する社会的意義が期待される。
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