研究課題/領域番号 |
17K09932
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
吉満 誠 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 准教授 (70404530)
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研究分担者 |
原 博満 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (20392079)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 成人T細胞白血病・リンパ腫 / 機能獲得型変異 / CARD11 / 結晶構造 / RLTPR / ATL / 成人T細胞白血病リンパ腫 / 血液腫瘍学 |
研究成果の概要 |
成人T細胞白血病リンパ腫47例についてエクソーム解析を行った。RLTPRの反復性遺伝子変異を検出し、機能獲得型変異であること、NFkB活性化に中心的な役割を果たすCARD11と直接結合すること、またRLTPRがHTLV-1由来蛋白であるTaxと直接相互作用があることを観察できた。またCARD11機能獲得型変異マウスは悪性リンパ腫は起こさなかったものの、活性化T細胞分画、制御性T細胞分画、成熟B細胞分画の増加を認めた。CARD11のSH3/GUKドメインの会合阻害剤の探索のため、CARD11の結晶構造解析を創薬等先端技術支援基盤プラットフォーム(BINDS)構造解析領域の支援のもと進めている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL)は既存の治療法では満足のいく治療成績が得られていない。そこで最近明らかになった遺伝子変異情報を元にした治療法の開発を目指すための基盤研究を行った。追加で行った遺伝子変異解析ではATLにおいて腫瘍維持に作用している可能性のある新しい遺伝子変異を同定できた。一方約3割のATL症例で有するCARD11の変異について、CARD11の会合阻害剤の開発を目指した。CARD11の結晶構造解析を行うことで創薬等先端技術支援基盤プラットフォーム(BINDS)の支援のとも、活性化の中心であるSH3ドメインとGUKドメインの会合阻害剤の同定を目指す。
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