研究課題/領域番号 |
17K09935
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
宮崎 拓也 横浜市立大学, 附属病院, 助教 (20711245)
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研究分担者 |
中島 秀明 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (30217723)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 白血病幹細胞 / DNA修復 / 急性骨髄性白血病 |
研究成果の概要 |
急性骨髄性白血病の化学療法抵抗性や再発の機序として、白血病幹細胞の関与が示唆されている。初発時と再発時の白血病患者の骨髄もしくは末梢血検体を用いて、フローサイトメトリーによって白血病細胞の集団から白血病幹細胞の分画(CD34+/CD38-)の同定を試みた。白血病幹細胞はわずかな細胞集団(CD34+/CD38- 1.91%(0.83-3.24%))であったが、これらの細胞のRNA、DNA、タンパクの抽出を行った。さらに急性骨髄性白血病に関連する遺伝子変異のシーケンス解析を行った。今後は白血病幹細胞のDNA修復に影響する標的分子の同定を行い、白血病幹細胞に特徴的なDNA修復機構の解明を継続する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、白血病幹細胞に特徴的なDNA修復メカニズムに着目して急性骨髄性白血病の再発や治療抵抗性に及ぼす影響を検証したものである。研究期間内に、白血病幹細胞特異的にDNA修復に影響する標的分子を同定することができず、その特徴的な細胞特性に関する知見は得られなかった。今後の展望として、白血病幹細胞の病態をより確実に捉えるべく実臨床における検体を用いた解析を継続し、急性骨髄性白血病の再発や治療抵抗性のメカニズムを解明していく。
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