研究課題/領域番号 |
17K09938
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
古川 雄祐 自治医科大学, 医学部, 教授 (00199431)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 分子標的療法 / LSD1阻害剤 / 急性Tリンパ性白血病 / 中枢神経白血病 / エピジェネティクス / 急性リンパ性白血病 / 癌 / 血液腫瘍学 / T-ALL |
研究成果の概要 |
T細胞性急性リンパ性白血病(T-ALL)の治療成績は未だ不良で、新たな治療戦略が必要とされている。とくに予後の悪化に直結する中枢神経再発を予防・治療する分子標的薬は高い有用性が期待される。最近、申請者らはヒストン脱メチル化酵素LSD1がT-ALL発症のドライバー遺伝子であることを見いだした。そこで理化学研究所・梅原崇史博士との共同研究によって新規のLSD1阻害薬を多数合成、T-ALLに対する有効性をスクリーニングし、臨床応用レベルの効果と特異性・安全性を有する化合物を同定した。LSD1阻害剤は経口投与が可能で、かつCNS移行の良好なものが多く、T-ALLの治療に高い優位性を有すると期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新規LSD1阻害剤S2157は、T-ALLに対して臨床応用可能なレベルの力価を有し、今まで治療が困難とされてきたCNS病変に対しても有効である可能性が示された。現在、T-ALLに対する分子標的薬として臨床応用されているものはなく、LSD1阻害剤はその第1号として既存の治療戦略への組み込みが期待される。
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