研究課題/領域番号 |
17K09944
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
中山 享之 愛知医科大学, 医学部, 教授 (00456659)
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研究分担者 |
国崎 祐哉 九州大学, 大学病院, 講師 (80737099)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 骨髄造血微小環境 / 骨芽細胞 / 血管新生 / 白血病幹細胞ニッチ |
研究成果の概要 |
白血病幹細胞は、骨髄血管ニッチにより保護されている。しかし血管ニッチの制御機構は未だ不明である。我々は、血管ニッチ近傍に存在する骨芽細胞に注目し、血液悪性腫瘍予後不良因子であるFGF2の影響を検討した。骨芽細胞は、強力な血管新生因子であるVEGF-A165isoformを大量に分泌していた。FGF2刺激により骨芽細胞は、mRNA発現増大を伴ったVEGF-A分泌を増加させた。マウスVEGF-Aのプロモーターを利用しルシフェレーズアッセイを行ったが、FGF2刺激による活性は上昇せずプロモーターを介したものではなかった。よってmRNAの安定性に起因するものか、マイクロRNAによるものと推察された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
白血病幹細胞は、骨髄血管ニッチにより保護されているため、化学療法などに抵抗性となり再発につながる。しかし血管ニッチの制御機構は未だ不明である。我々は、血管ニッチ近傍に存在する骨芽細胞に注目し、血液悪性腫瘍予後不良因子であるFGF2の影響を検討した。骨芽細胞は、強力な血管新生因子であるVEGF-A165isoformを大量に分泌していた。したがって今後の検討により骨芽細胞由来VEGF-Aの血管ニッチにおける意義を確認すれば、新たな抗白血病幹細胞治療に結びつく可能性がある。
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