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自己免疫性造血不全におけるdel(13q)クローン活性化機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 17K09947
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 血液内科学
研究機関金沢大学

研究代表者

石山 謙  金沢大学, 附属病院, 講師 (60377380)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード自己免疫性造血不全 / 13番染色体長腕の部分欠失(del(13q)) / OLFM4 / TGF-β / 赤血球分化 / CD109 / 13番染色体長腕の部分欠失(del(13q) / LRCH1 / 血液免疫学
研究成果の概要

自己免疫性造血不全において、13番染色体長腕の部分欠失(del(13q))を持つ造血幹細胞が優先的に活性化されるメカニズムに、この欠失領域に位置するOLFM4の変異が関与しているか否かを明らかにするために、TF-1細胞及びヒトCD34陽性細胞におけるOLFM4 KOまたはノックダウンの影響を検討した。その結果OLFM4は、TGF-βによる造血幹細胞の赤血球分化を抑制しており、その発現低下は、GPIアンカー膜蛋白であるCD109の欠失と同様に、TGF-β存在下での造血幹細胞の赤血球分化を促進させることが明らかになった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

del(13q)という染色体異常を持つ再生不良性貧血患者では、なぜ例外なくPNH型血球が検出されるのは不明であった。今回の検討により、del(13q)により生じたOLFM4遺伝子のハプロ不全が、PIGA変異と同様に、造血幹細胞のTGF-βに対する感受性を高め、その結果として、del(13q)陽性血球とPNH形質の血球が検出されやすくなることが、初めて示唆された。その結果として、PNH型血球の増加に、PIGA変異造血幹細胞のTGF-βに対する感受性の低下が関与していることも明らかになった。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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