研究課題/領域番号 |
17K09962
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
松岡 由和 関西医科大学, 医学部, 助教 (70533420)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 造血幹細胞 / 造血幹細胞支持因子 / 自己複製 / 骨髄間質細胞 / 間質細胞 / 骨髄微小環境 |
研究成果の概要 |
当該研究期間において報告者は、ヒト造血幹細胞と造血幹細胞支持能を有するヒト骨髄由来間質細胞との共培養系を用いて、その支持効果に対する阻害活性を有する抗体のスクリーニングを行った。スクリーニングには、報告者が独自に樹立したヒト臍帯血由来造血幹細胞分画に結合性を有する抗体群を用いた。その結果、ヒト骨髄間質細胞による造血幹細胞支持能に対する阻害活性を有する候補抗体を数個見出すことに成功した。現在、これらの抗体が認識する抗原の同定を進めている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、未だ明らかになっていない骨髄ニッチにおけるヒト造血幹細胞の支持機構の解明を目的とし行った。本研究期間においては、ヒト骨髄由来間質細胞による支持能を打ち消す効果を有する抗体を複数個見出すことに成功した。このことから、骨髄ニッチによる造血幹細胞の支持は複数のシグナルにより制御されている可能性が考えられた。これは、今後、造血幹細胞の体外増幅を実現するにあたり、複数の因子を制御する必要があることを示唆する重要な知見であると考えられる。
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