研究課題/領域番号 |
17K09963
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
伊藤 量基 関西医科大学, 医学部, 准教授 (70434826)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | IMiDs / type I IFNs / Th2 immune response / allergy / multiple myeloma / antibody drugs / dendritic cells / CCL17 / 樹状細胞 / エロツズマブ / カルフィルゾミブ / イキサゾミブ / 多発性骨髄腫 / IFN-alpha / IFN-a / Th2 / 内科 / 免疫学 |
研究成果の概要 |
レナリドミドは、plasmacytoid dendritic cells (DCs)からのIFN-α生産を維持増強し、一方、myeloid DCsに対して、Th1応答を抑えTh2応答へシフトさせ、液性免疫・アレルギー応答の増強を惹起する能力が示された。すなわち、IMiDsは、樹状細胞関連免疫応答を増強することで免疫の賦活化に寄与する。多発性骨髄腫は免疫不全が特徴であり、その免疫不全が予後に関与するが、我々の結果は、IMiDsの有する免疫賦活能の新たなターゲット細胞を同定したとともに骨髄腫治療でIMiDsが有用であるその機序の一端を解明出来たと言える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
免疫調節薬IMiDsという薬剤が、なぜ多発性骨髄腫に対し効くのか?その免疫学的解析を樹状細胞という免疫システムの司令官をターゲットとして解明し得たことが学術的意義と言える。また、この薬剤を使用した場合、有害事象の皮疹が出ると、実は潜在的に治療効果が高い可能性があることが示された。この結果は、実臨床で非常に有益な情報と考えられ社会的意義があると考える。
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