研究課題/領域番号 |
17K09964
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
膠原病・アレルギー内科学
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
牧野 雄一 旭川医科大学, 医学部, 教授 (90345033)
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研究分担者 |
川口 鎮司 東京女子医科大学, 医学部, 准教授 (90297549)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | HIF-3α / SNP / 標的遺伝子 / 低酸素応答 / 肺高血圧症 / 低酸素誘導性転写因子 / 一塩基多型 / ゲノム編集 / 膠原病 / 低酸素応答性転写因子 |
研究成果の概要 |
本研究はIPAS/HIF-3α遺伝子多型が膠原病性肺高血圧症の発症進展に寄与するメカニズムを解明し、従来未知の分子病態モデルを提唱するとともに新たな治療法開発の基盤を確立することを目標としている。IPAS/HIF-3α高発現細胞を用いた解析では、SNP導入IPAS/HIF-3αは、低酸素応答性配列以外の配列を介して遺伝子発現増強を促す可能性が示されている。かかる制御異常にはHIF-3αとHIF-1βとの分子間相互作用の変化が関与することが示唆された。一方、ゲノム編集法でIPAS/HIF-3α遺伝子発現を抑制したマウスを作出した。形質や低酸素応答能等の解析は今後の研究課題として残された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
IPAS/HIF-3α遺伝子多型は転写因子としての機能を変化させ、従来未知の標的遺伝子の発現を増強させることが判明した。これらの遺伝子は強皮症の皮膚・肺病変の進展との関連が知られており、強皮症における肺高血圧症に密接に関わる可能性がある。IPAS/HIF-3α遺伝子多型とその標的遺伝子の解析により、強皮症における肺高血圧症のあらたな治療標的が提示されることが期待される。
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