研究課題/領域番号 |
17K09968
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
膠原病・アレルギー内科学
|
研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
横山 洋子 群馬大学, 医学部, 技術専門職員 (00241901)
|
研究分担者 |
茂木 精一郎 群馬大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (20420185)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 全身性強皮症 / 線維化 / アペリン / 治療 / APJアゴニスト / MM07 / 強皮症 / 膠原病 |
研究成果の概要 |
全身性強皮症は皮膚および内臓臓器の線維化、血管異常、免疫異常(自己抗体)を特徴とする発症機序不明の全身性疾患である。我々は脂肪組織から産生されるサイトカイン(アディポカイン)の一つであるアペリンが皮膚線維芽細胞の線維化を抑制し、その発現低下が強皮症の病態に関連することを明らかにした。 今回、アペリンの受容体APJのアゴニストであるMM07に着目し、ヒト皮膚線維芽細胞と強皮症モデルマウスを用いた検討から、MM07はアペリンよりも少ない量で皮膚の線維化を抑制することを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
MM07はアペリンとは異なり、APJのバイアス型アゴニストであるため、APJに結合してもAPJは細胞内に取り込まれず、持続してAPJシグナルを活性化させることができる。そして、今回の検討からMM07はアペリンよりも高い線維化抑制効果を示すことがわかった。 全身性強皮症の皮膚線維化抑制をターゲットとする治療薬は少ない。MM07は既にヒトへ投与されており、安全性が示されていることから、強皮症の皮膚線維化に対する臨床応用が期待できる。
|