研究課題/領域番号 |
17K09986
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
膠原病・アレルギー内科学
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
堤野 みち 東京女子医科大学, 医学部, 非常勤講師 (50277141)
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研究分担者 |
針谷 正祥 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (20238207)
要 伸也 杏林大学, 医学部, 教授 (60224581)
勝又 康弘 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (60349719)
佐田 憲映 岡山大学, 大学病院, 准教授 (70423308)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | ANCA関連血管炎 / クラスター解析 / 治療戦略 / シクロホスファミド / ANCA測定法 / ANCA測定方法 / 新規臨床サブセット / 治療戦略評価 / バイオマーカー |
研究成果の概要 |
本研究ではANCA関連血管炎(AAV)のコホート研究に登録された患者情報、検体を用いて以下の成果を得た。新規臨床サブセット同定では顕微鏡的多発血管炎(MPA)および多発血管炎性肉芽腫症(GPA)患者の新規クラスターを同定した。リスク・ベネフィットバランスを考慮した治療戦略の検討ではMPO-ANCA陽性例のうち、6か月後の疾患活動性指標BVAS=0、プレドニゾロン使用量≦10mg/日を満たした患者割合はCY使用群49%、非使用群31%で有意差を認めた(p=0.02)。異なるANCA測定法の有用性比較では、ラテックス凝集法を除いて、どのANCA測定法も、良好な感度・特異度をもつことが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎(AAV)は、わが国の指定難病の一つに含まれている。その希少性から診断・治療に関する研究を進めることは難しい疾患の一つである。本研究では、厚生労働省難治性血管炎研究班ですでに実施されたAAV患者コホート研究で蓄積された臨床情報と患者検体を用いて、新規臨床サブセット同定、治療戦略の検討、ANCA測定法の有用性比較を行い、新たな知見が得られた点に学術的な意義がある。ANCA測定法の有用性比較は、臨床に直結する結果を提示しており、社会的な意義が高い研究である。
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