研究課題/領域番号 |
17K09987
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
膠原病・アレルギー内科学
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
南木 敏宏 東邦大学, 医学部, 教授 (00282749)
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研究分担者 |
楠 夏子 東邦大学, 医学部, 博士研究員 (10328924)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 関節リウマチ / フラクタルカイン / 単球 / 破骨細胞 / 樹状細胞 |
研究成果の概要 |
末梢血単球をフラクタルカイン(FKN)刺激し炎症性サイトカイン産生を解析したが有意な変化は認めなかった。単球をCD16+、CD16-に分離し各々をM-CSF+RANKLで刺激し破骨細胞への分化能を解析した。CD16+単球は破骨細胞へ分化しなかった。CD16-単球は破骨細胞に分化し、更にFKN刺激で破骨細胞分化は亢進した。FKN刺激により破骨細胞分化に関わるNFATc1の発現が上昇した。単球より分化した樹状細胞をM-CSF+RANKLで刺激すると破骨細胞に分化した。FKN刺激で破骨細胞分化は亢進した。 FKNは関節リウマチにおいて炎症細胞の集簇だけでは無く、骨破壊にも関与していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、抗フラクタルカイン(FKN)抗体による関節リウマチに対する治験が行われている。本研究結果は関節リウマチにおけるFKNの作用の一つを明らかにしたものであり、今後、抗FKN抗体が関節リウマチに使用できるようになった際には、その期待できる治療効果を予測したり、また適応患者の選択にも役立つ。
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