研究課題/領域番号 |
17K10009
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
膠原病・アレルギー内科学
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
清水 潤 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 准教授 (30509964)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 腸内細菌叢メタゲノミクス / T細胞機能 / ベーチェット病 / 再発性多発軟骨炎 / 腸内細菌メタゲノミクス / Th17細胞 / 制御性T細胞 / 慢性腎臓病 / アルツハイマー病 / 多発性硬化症 / 免疫学 / T細胞トランスクリプトーム / 自己免疫疾患 |
研究成果の概要 |
近年の研究の進展によって、腸内細菌の種類や菌遺伝子機能とヒトの健康・疾病との関連が徐々に明らかになってきている。本研究は、腸内細菌叢メタゲノミクスのデータ(菌種・菌遺伝子機能)と末梢血T細胞機能の、生理的・病理的相関をヒト免疫疾患にて検討するものである。 我々は、指定難病「ベーチェット病」および「再発性多発軟骨炎」にて研究を実施した結果、腸内細菌叢メタゲノミクスおよびT細胞機能ともに、健常人に比較した明らかな異常を世界に先駆けて報告することができた。さらにこの二つの病理の関連を考察・論文化し、評価を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的には、2種のヒト免疫疾患にて腸内細菌叢メタゲノミクスと末梢血T細胞機能を病理的に連結させ、その病態関与の考察を世界で初めて実施したところに意義がある。今後双方において経過観察をする予定であり、診断・治療指針の確立にとって貴重なものにあると推察している。腸内細菌叢メタゲノミクスに関した3論文は、すでに計64論文に引用された(Google scholar調べ)。 社会的には、研究内容を健康管理へと発展させ、市民公開講座や医療講演等で啓蒙を図った。また米国や欧州の再発性多発軟骨炎患者より食事等について医療相談を受ける機会を得て、アドバイスや専門医への紹介等を実施した。
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