研究課題/領域番号 |
17K10012
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
感染症内科学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
松宮 朋穂 弘前大学, 医学研究科, 助教 (30344592)
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研究分担者 |
姫野 俵太 弘前大学, 農学生命科学部, 教授 (80208785)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 感染症 / 自然免疫応答 / 細菌学 / 感染免疫学 / 細菌感染症 / 自然免疫 / サイトカイン / 内科 / 免疫学 |
研究成果の概要 |
医療技術が進歩しているにも関わらず、重症敗血症の致死率の改善がみられない。申請者らは重症敗血症の本態であるサイトカインストームの原因として、新たなターゲットの検索を模索し、細菌特異的RNAに注目をした。本課題では細菌特異的RNAのサイトカイン誘導能を検証した。 精製した細菌特異的RNAは樹状細胞のサイトカイン産生を誘導し、その誘導はパターン認識受容体に依存することが判明した。また、その結果はマウスモデルでも観察され、個体レベルでも強力なサイトカイン誘導能を含む炎症性因子であるとこが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題の結果から、これまで知られていたエンドトキシン以外にも、細菌由来の成分である細菌特異的RNAが強力なサイトカイン誘導能を有することが明らかになった。この成果はサイトカインストームに対する新たな治療戦略の基盤となる可能性がある。 敗血症治療において重症化の予兆を早期に発見することは生命予後に直結することが知られている。本課題の成果の応用は、サイトカインストーム発症の予兆発見に向けた診断技術開発につながる可能性を示した。
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