研究課題/領域番号 |
17K10018
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
感染症内科学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
島村 真太郎 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 客員研究員 (30547138)
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研究分担者 |
宮崎 泰可 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 講師 (60448496)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | カンジダ症 / オートファジー / 病原性 |
研究成果の概要 |
Candida glabrataのATG1欠損株では基本的な増殖速度が低下していた。ATG1欠損株でspot assayを行ったところ、飢餓や過酸化水素への感受性が増した。また、ATG1欠損株では活性酸素の代謝効率が低下していることが示唆された。ex vivoの実験として、マクロファージとCandida glabrataを共培養したところ、ATG1欠損株ではマクロファージによる貪食への抵抗力が落ちていた。最終的に、マウスへの感染実験で、複数の感染経路・臓器でATG1欠損株の生菌数の低下が見られた。以上をまとめ、原著論文をFrontiers in Microbiologyに出版した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義としては、オートファジーはヒトや酵母でよく研究されているが、病原菌のオートファジーの研究は発展途上であり、Candida glabrataでAtg1の研究を行ったのは本研究が初であり、病原性とオートファジーの関係についての知見に貢献するものと考えられる。社会的意義については、オートファジーは患者の機能を高める観点でよく研究されているが、逆に、外敵側のオートファジー、特に常在菌を発症前に抑えることに本研究はつながり、臨床応用に役立つ成果と考えられる。
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