研究課題/領域番号 |
17K10036
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
感染症内科学
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
國島 広之 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (60339843)
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研究分担者 |
大岡 正道 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 准教授 (30367370)
遠藤 史郎 東北大学, 医学系研究科, 客員教授 (40614491)
竹村 弘 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (80301597)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | Microbiota 薬剤耐性 / プロバイオティクス / 薬剤耐性菌 / 腸内細菌 / フローラ / 感染症 |
研究成果の概要 |
現在、医療施設においては様々な感染対策を行っているものの、MRSAや、ESBLs産生菌やClostridoum difficile、近年ではカルバペネマーゼ産生腸内細菌も検出されつつある。腸管のマイクロバイオームは薬剤耐性の保菌を考慮する上で重要である。これらは腸管内で保菌し得るものの、通常の微生物検査での培養や、除菌は困難である。 近年のゲノム解析技術を用いた研究の進歩に伴い、ヒトMicrobiotaが健康および病原菌も含めた健康寿命と密接に関連していることが明らかになりつつある。本研究では、腸内細菌における薬剤耐性菌制御をゲノムレベルで探索し、病原微生物の抑制効果などについて評価した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の薬剤耐性菌に関する研究では、臨床分離株の耐性遺伝子を探索することや、感染制御においては手指衛生など交差感染対策の遵守が強調されて行われてきたものの、依然として薬剤耐性菌の発生と伝播がみられ、我々ヒトが感染症についてコントロールしているとは言い難い。プロバイオティクス製剤と薬剤耐性菌に関して我が国における知見はなく、本研究課題に着目した研究は世界的にもない。本検討は我が国が薬剤耐性菌分野において強固な知的基盤を有するとともに、世界に先立ち薬剤耐性菌対策に関して、大きく寄与することも期待される。
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