研究課題/領域番号 |
17K10044
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
菊池 敦生 東北大学, 大学病院, 助教 (30447156)
|
研究分担者 |
仲川 清隆 東北大学, 農学研究科, 教授 (80361145)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 無毛症 / コレステロール合成経路 / 脂質代謝 / 新規病因遺伝子 / コンディショナルノックアウトマウス / 遺伝学 |
研究成果の概要 |
コレステロール合成経路酵素欠損による先天代謝異常症では多発奇形に種々の先天性皮膚異常、白内障を伴うが、未だ大部分の酵素でヒトでの報告がない。研究代表者は先天性無毛症と多発奇形兄弟例で同経路酵素をコードする新規候補遺伝子LSSを同定していた。本研究ではLSS遺伝子欠損症の遺伝学的・機能的証明を試みた。LSS遺伝子変異は無毛症のほか先天性白内障の報告がある。3種類のコンディショナルノックアウトマウスを作成したところ、それぞれ、皮膚バリア機能障害、一過性脱毛、白内障を呈し、いずれも患者の表現型を再現していた。これらのマウスは今後のLSS欠損症の病態解明に有用である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではヒトLSS欠損症の症状を再現するモデルマウスを作成することができた。またヒトやマウスの皮脂・皮膚を使った代謝産物の解析により本疾患における酵素ブロックの証明に成功した。本研究で作成したモデルマウスを用いた今後の研究によって、LSSが欠損した際の病態メカニズムのさらなる解明及び本症への治療法の開発につながることが期待される。
|