研究課題/領域番号 |
17K10056
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
根路銘 安仁 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (00457657)
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研究分担者 |
河野 嘉文 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (20260680)
嶽崎 俊郎 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (50227013)
大脇 哲洋 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (50322318)
網谷 真理恵 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 講師 (90574400)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | HTLV-1 / 母子感染 / 性行為感染 / 抗体検査 / PCR / 母子感染対策 / 水平感染 / 保健指導 / 母子感染予防 / 母子保健 / 性行為感染症 |
研究成果の概要 |
陽性となった症例が1例と限られているが①HTLV-1母子感染対策でスクリーニング検査陽性、確認検査反対保留でPCR陰性例においても母子感染することがある、②妊婦の感染確認検査でPCR検査よりも抗体検査が先に陽性になる可能性がある、③3歳時点でPCR陽性でもWB法陰性となり、妊婦と同様の検査アルゴリズムでは未感染となることを明らかにできた。 3歳時に母子感染確認検査の判定に課題があることを示すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究成果より以下のことが提案できたことが、社会的意義がある。現在全国で行われているHTLV-1母子感染予防対策でPCR検査が保険適応になったが、陰性の場合に母子感染する可能性を伝えることを考慮する必要があることを示せた。配偶者がHTLV-1感染男性の場合、妊娠初期のスクリーニング検査で陽性とならなくても経過中に、抗体検査を定期的に行い、陽性となったら確認検査やPCR検査を行うことが必要であることを示唆された。児の抗体スクリーニング検査で陽性となった場合、確認検査で陰性となっても母子感染を否定しきれず、PCR検査や経過観察を行う必要性が示唆された。
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